kameねえちゃん と saruこぞう

野生児saruこぞう

「うぉーーーーーーっ!」
たかだか5m先の友人宅めがけて、意味もなく叫びながら走っていたsaruこぞう。
彼は小さいときから、実によく動いた。まるで猿のように。
それでも、小さいながらにちゃんと分別があって、
公共の場でまわりの人に迷惑をかけることはあまりなかったように思う。
全くなかったわけではないが、なんとかやり過ごせる程度だったから、
nekoかあさんは「子連れお断り」の場所以外はどこにでも連れて行った。

産まれた直後は病にばかり見舞われたsaruこぞうだったけれど、
kameねえちゃんの努力によって開拓された「母乳」という食糧を
たいした努力もせずに得たsaruこぞうは、やはりよく太った。
誕生3300g 1ヶ月後4200g 5ヶ月後7.7kg 7ヶ月9.0kg 9ヶ月9.3kg....

しかし、kameねえちゃんより2ヶ月早く母乳にさよならをした彼は、
よく食べ、....よく出した。おむつ替えのたびに黄色い模様、
なんたってkameねえちゃんのときにはそんなことはなかったものだから、
みんな、腸がおかしいんじゃないかと心配したものだ。
男の子にはよくある現象らしい。

今でもよく食べ、よく動き、よく出すsaruこぞうは、健康そのものである。
食べ物の好き嫌いは無いに等しく、何でも食べる。
騙されてゲテモノだって食べそうなくらいだ。

saruこぞうもkameねえちゃんと同じように絵本が大好きだった。
ただ、nekoかあさんよりkameねえちゃんに読んでもらうほうが多かった。
nekoかあさんが読んでやったのは、
kameねえちゃんのときの1000分の1くらいかなぁ。
kameねえちゃんはnekoかあさんと同じように
...もしかするとそれより上手に読んでくれたかもしれない。
だからきっと、saruこぞうは絵本をちゃんと楽しむことができた。

nekoかあさんは、字が早く読めるより、
少しでも長い間、純粋に絵を眺めて欲しいと思っていたから
(kameねえちゃんはさっさと文字の世界に走ってしまって失敗)、
saruこぞうにはあえて字を覚えさせようとしなかったし、
saruこぞうもkameねえちゃんと同じようには字に関心を示さなかったので、
やっと読めるようになったのは、小学校入学間近だった。

なんでもkameねえちゃんより遅かったsaruこぞう。
おむつがはずれるのもkameねえちゃんよりうんと遅かった。
記憶力もkameねえちゃんに比べたら、とんちんかん。
運動量だけはkameねえちゃんよりずば抜けて優れていた。

3才になってまもなくの入園式には紙おむつを着用したものの、
驚いたことに、翌日からピタリとおもらしをしなくなった。
一度だけ、幼稚園になかなかなじめなかった近所の男の子が、
saruこぞうをしっかりとつかんでいたためにトイレに行けず、
お帰りの前の先生のお話が終わって立ち上がったズボンが
濡れてしまっていた以外は。

意外だったのはsaruこぞうが幼稚園に通うのは最初っから平気だったこと。
kameねえちゃんはいつもひとりで平気だったから予想通りだったけれど、
saruこぞうはいつもnekoかあさんから離れると泣いていた。
半日入園のときも、母親の勉強会のときも。
わんわん泣きながら、託児のおばさんに連れて行かれたものだ。
1年と少し通った週に一度の保育園の朝も、最後の最後まで泣いた。
だから、nekoかあさんは、泣かれることをめいっぱい覚悟していたのに、
saruこぞうは入園した途端、おむつ同様、nekoかあさんに平気でさよならをした。

「兄弟同じように育てたのに」ってよく言うけれど、絶対無理。
個体が違うんだもの。
親の方も、最初の子ほどつき合いきれなくて、つい楽な方を選んでしまう。
kameねえちゃんには我慢させたことも、saruこぞうには簡単に許したりして。
そして「下の子」であるsaruこぞうは、世間で言われる通り、要領がいい。
kameねえちゃんよりも少ない努力で、自分を守ってきたような気がする。

ちなみに、「kameねえちゃんと持久走大会」は忘れられない想い出となったが、
saruこぞうのほうは、1年生で無欲の逆転10位でぎりぎり入賞、
2年生で7位、3年生で4位入りを果たした。
一生懸命走り込むkameねえちゃんの横で、
ふざけながら走っていただけのsaruこぞうなのに。

そんなsaruこぞうが今までに一番努力したのは、
9才間近の今年の冬休みの書き初めの宿題だっただろう。
kumaとうさんに叱られながら、何度も泣きながら書き直した、10時間がかりの作品。
習字の稽古に通っている子を退けてクラスで銀賞に選ばれ、その努力は認められた。
「ぼく、泣きながらがんばって良かったよ。」
これを機会にsaruこぞうはkameねえちゃん同様に「努力する人」に...
なんてことはなく、要領よく時を重ねるsaruこぞうなのであった。
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by kumanekokamesaru | 2007-03-05 22:12 | saruこぞう
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